2011年09月23日更新
メンタルヘルス問題の発生を減らすための取り組みについて、
私たち社会保険労務士が読む「月間社労士9月号」に筑波大学大学院
助教の吉野聡先生が書いていらっしゃいます。
かいつまんでお知らせしたいと思います。
○心の健康問題の発生原因は複合的ストレスが絡み合っている
「過重労働で、夫婦の会話が減り、夫婦関係が冷え、家庭で
くつろげなくなった」
「家で親の介護をすることになり、寝不足で出勤したら仕事で
大きなミスをした」
というように、1つのストレスをきっかけに、複合的ストレスに
発展してしまうことがよくある。
普段なら耐えられる仕事のストレスでも、私生活での大きな変化に
よるストレスが重なることで、耐えられなくなることがある。
↓
働く人のプライベートなストレス要因にも気を配る必要がある。
・・・確かに、プライベートなことは聞きにくい、会社が関与する
ことではない、と聞かずに過ごすこともありますが、
仕事もプライベートも同じ人間の中で存在するわけで
切り分けるわけにはいかないのですね。
○ストレスは主観的な存在であると意識することが重要
「多忙を極めても、やりがいのある仕事を自分のペースでしていると
それほど大きなストレスは感じない」
労働時間や仕事の難易度といった客観的指標だけでなく、
達成感、裁量権といった仕事に対する主観的な要素を十分に
意識してストレスマネジメントを行うことが重要。
「俺の指示通りにやればいい」という達成感を奪うような指導
「これ今日中ね」という裁量権を与えない仕事の指示
など、強引な労務管理が働く人のメンタルヘルスに悪影響を
及ぼすので、注意が必要。
・・・なるほど、達成感、裁量権もポイントなんですね。
ただ、やはり一定の疲労もたまっていくでしょうから
両方のバランスをとること、なるべく生活のペースを整える
ことが大事なのでしょう。
同じことを繰り返すお仕事の場合は、仕事の意味が
わかって、誇りを持てることもストレスを減らすのかも
しれません。
ただいま本棚から「製造現場のためのメンタルヘルス」という
本をつかんできました。
今晩はこれを読むことにします。
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