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輪番休日など電力節約で働き方を変えるときの注意点

2011年06月04日更新

自動車メーカーの労働組合などでつくる産業別労働組合「自動車総連」は

 20日、夏の電力不足への対応策として、全国の自動車工場で土曜と日曜に

 稼働し、木曜と金曜に休日を振り替える日本自動車工業会(自工会)の方針を

 受け入れると発表しました。


 今後、各社で労使協議を経て正式に決定することになりますが、

 自動車総連によると、7月から3か月間、約58万人が土日勤務になるそうです。


 
 厚生労働省は「節電に取り組む労使の皆さんへ」というパンフレットを

 出しています。


 電力不足に対応した働き方、休み方の話し合いをすることの例として

 以下をあげています。


 ○昼間の電力節約のため、始業・終業時間を見直す

  1)始業・終業時間を繰り上げる → 就業規則の変更・届出

  2)所定労働時間を短縮する   → 就業規則の変更・届出

  3)所定労働時間を短縮する   → 特に手続きの必要なし


 ○平日の電力節約のため、所定休日を見直す → 就業規則の変更・届出


 ○夏の電力節約のために、連続休業・休暇を活用する、労働時間の長さを見直す

  1)所定休日を増加する

  2)年次有給休暇の計画的付与制度を導入する

    → 労使協定の締結 + 就業規則の変更・届出


  3)秋季への事業活動の振り替え:変形労働時間制を導入する 

    → 労使協定の締結 + 就業規則の変更・届出

  
  

 見直しの手続きの流れとしては

   □労使の話し合い

   □労使協定の締結

   □就業規則の作成・変更、意見聴取

   □届出書作成
  
   □労働基準監督署へ届出

 となります。

 また、今年の7月~9月だけの変更であれば、有効期限付きの別冊にすれば

 本則を変えてまた戻して・・といった手間は省けます。

 
 
 平日に子供を保育園に預けている働かれている社員さんがいらっしゃったり

 公共交通機関で、土、日の列車の輸送能力やダイヤが少ない場合が

 あったりと、対策が必要ですね。


 フレックスタイム制や在宅勤務制が可能であれば、検討に値します。


 
 やらざるを得ないところがあるとはいえ、いろいろな影響を想定して

 しっかりと説明とお願いをすることでしょう。

 大変ではありますが、これでひとつ経験が積み重なり、ノウハウと

 なると考えると、少し気持ちが楽になるのかなと想像しています。

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