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メンタルヘルス悪化のサインと対応方法

2011年02月28日更新

 厚生労働省が5年に1回実施している「労働者健康状況調査」によれば

 「仕事や職業生活でストレスを感じている」という労働者の割合は

 2007年で58%だそうです。5年ごとに数字を見ても50%台、

 60%台です。


 ストレス反応は心理面では、意欲の減退、思考・集中力の低下、不安

 身体面は不眠、頭痛、肩こり、動悸、食欲減退など

 行動面は仕事上のミス、出社困難、アルコール量の増加などとして

 表れるそうです。


 
 メンタルヘルス不調は早期発見、早期治療をすればするほど、

 回復は早いことは言うまでもありません。


 臨床心理士 涌井美和子さんによれば、悪化のサインをつかむには、


 1.勤怠状況をチェック

   特にうつ病などの場合は遅刻がちになる、月曜日に会社を休む


 2.様子の変化に気をつける

   たとえば、人当たりが良く対人関係も良好だった人が口数が

   少なくなり、人との接触を避けるようになる。明るい性格の人が

   あまり笑わなくなる。

   いらいらして人とのトラブルが多くなる。など


 をすることと言われています。


 そして、

 1.まずは「体調がよくないんじゃない?」などと声をかけてみる

   そのときの本人の様子を観察する。言葉以外の部分に注意を払う。

   「大丈夫です」と言った時の様子は明るかったか、表情が堅く

   警戒していた様子だったか、表情がなくなっていったか。

   その場から立ち去ろうとしたか、何か話したいようなのに、なかなか

   言葉が出なかったか。


 2.本人がこちらの声がけに負担を感じている様子がなければ、

   「よかったら話を聴くよ」と伝えてみる。

   無理強いするのでなく、本人が話したいと思う内容だけ、本人が

   話したいときに聴く。

   話を聴く側は自分にも無理にならないように15分とか20分と

   時間を決めておく。

   聴き手が解決できる問題はどこまでなのか考えて、それ以外の

   部分は、本人の了解をとって、家族や専門家など適任者に任せて

   自分ひとりで背負い込まないようにすること


 3.それでも改善しない場合は、客観的な部分に焦点を当てる

   「○週間に欠勤が△日ある。自分のためにも会社のためにも

    良くないから通院をするように」と業務命令のように伝える。


   先生には「体のほうのヒアリングがしたい」などと言ってもらい

   本人の抵抗感を減らす。

 
   あの人の言うことなら聞くだろうというキーパーソンがいれば

   その人から言ってもらう

 
 4.メンタルヘルスの問題を専門に扱う外部専門機関の利用も検討する

 といった対応をしていく必要があるようです。


 私見ですが、良いお医者さんやカウンセラーに出会うことが大事だと

 思います。


 また、うつに悩んだ人がおっしゃってましたが、最後に救ったのは

 家族の愛だったとか。


 メンタルの問題は自分で自分を守るような研修をしていくことも

 大事だと聞いています。

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